Blog

ブログ

ポリエチレン(PE)とポリプロピレン(PP)の違いを徹底比較!特徴・用途も解説

素材解説2023.01.05

ポリエチレンとポリプロピレンは特に生産量が多いプラスチック素材です。
一般的に使われることの多い素材なので似ている点も多いですが、それぞれ異なる点も多くあります。そこで、この記事ではポリエチレン・ポリプロピレンそれぞれの概要、違い、共通点を解説していきます。

企業の開発部門・大学の研究所などでプラスチック製品を使ったり、開発したりするときの参考になれば幸いです。

ポリエチレン(PE)とは?

ポリエチレン ビニール袋
ポリエチレン(PE)はプラスチックの一種であり、世界で一番生産量が多く、原材料が安いことが特徴的なプラスチック素材です。エチレンと呼ばれる炭素原子と水素原子の2つだけから構成された無色透明の気体を使用して作られます。

とても単純な構造でできるため、様々な用途に加工できる素材で、非常に扱いやすいことが特徴です。丈夫で衝撃に強いという点や、吸水性が低いために薬品などと触れても変形などしない耐薬品性に優れています。実際に食品包装や洗剤のボトル容器などの身の回りのものから、水道管やガス管などの様々な用途に利用されています。

ポリプロピレン(PP)とは?

ポリプロピレン 容器
ポリプロピレン(PP)もプラスチックの一種であり、ポリエチレンの次に生産量・使用量が多い素材です。プロピレンと呼ばれる無色透明なガスを用いて作られます。

ポリプロピレンは非常に軽くて、他のプラスチックの中でも一番軽いということが大きな特徴です。加工性にも優れていて、一般家庭で使用される身の回りのものから工場の機械の部品など、様々な製品に使われており、大量生産にも適しています。近年話題に上がることの多い3Dプリンターでも、ポリプロピレンが材料として使われています。

ポリエチレン(PE)とポリプロピレン(PP)の違い

ポリエチレンとポリプロピレンの違いを具体的にまとめるとこのような形になります。

ポリエチレン(PE) ポリプロピレン(PP)
柔らかさ 柔らかい 硬い
色味 半透明で白っぽい 無色に近い透明
耐候性(天候への耐久性) PE > PP
耐熱性(熱への強さ) PE < PP
速乾性 PE < PP
中空成形・ブロー成形のしやすさ PE > PP

ポリプロピレンは速乾性が良いという特性から繊維として利用され紙おむつや衣類として利用されます。また、無色に近い透明であることから、中身が見えやすい食品関係の容器や、フィルムやシートとしても使われる事が多いです。
ポリエチレンは軟らかい特性を生かして軟質シートとして利用されます。また、吸水性が低いという特性からガス管や水道管も用途の一つです。

このような両素材の違いを理解することで、自社の用途に合わせた素材選びをすることができるようになるでしょう。

ポリエチレン(PE)とポリプロピレン(PP)の共通点

ポリエチレンとポリプロピレンには違いもありますが、当然似ている点も多くあります。共通点をまとめると以下の通りです。

  • 軽い(比重が1.0以下)
  • 熱によって溶解させて成形できるため、安価に大量生産できる
  • 金型を使って様々なサイズや形状に成形できる
  • 電気を通さない
  • 吸水率が低い
  • 無味、無臭、無毒で安全性が高い
  • 耐熱性は低く、燃えやすくて変形しやすい
  • 折り曲げに強い(ヒンジ特性がある)

どちらも単純な構造でできているため、成形しやすく安価に生産できることが特徴的です。吸収性が低いことによって薬品が染み込んだり変形したりしないため、研究機関や企業の開発部門などのプラスチック容器としても使われることも多いです。

まとめ

本記事ではポリエチレンとポリプロピレンの違いや共通点について解説しました。

ポリエチレン、ポリプロピレンについてもっと詳しく違いを知って、実際に活用したい場合は、弊社の専門の担当が無料でご相談に乗らせていただくことが可能です。
弊社ポリコンポは三井物産プラスチックの関係会社で、ポリエチレン、ポリプロピレンの販売を行っております。プラスチックの小口販売に特化したサービスを提供しており、「業界最小レベルのロット数」で「最短、入金確認後の翌日に出荷*1」できることが特徴です。

どのような製品・素材を使いたいのかが決まっている会社様はもちろん、まだ要件が漠然としている場合でも、まずは一度、お問い合わせをしていただければ幸いです。

*1:製品在庫等の状況によります。

関連記事

記事一覧へ